[メモ]もう一回脱線。

格差の縮図がこのバイトには現れていると思う。
派遣された人間はいくら頑張っても、出世できない。
会場設営のバイトをいくら頑張っても、
「会場をどういう設計にするか」という立場にはなれない。


たぶん、昔ってこういうのって無かったんじゃないかな?
会場設営をする人間は会場設営をしながら、
そのノウハウを学んで、または改良点を見出して
いずれ自分が会場設計をするときにその経験を活かすみたいな
図式だったんだと思う。
それが派遣法の改正で
安くて使い勝手のいい人間にまかせるようになったんだろうな。


正社員だと報われる状態が確保されるけど、
派遣アルバイターだといくら頑張っても報われない。


自分の頑張りが報われる状態と
自分の頑張りがどうやったって報われない状態では、
どう考えても報われたときの方が頑張れるし、
仕事の意欲が出てくる。


格差って、収入とかそういう「量的」なものもそうだけど
働く意欲が湧かないっていう「質的」な格差も
ものすんごいきついものがあるよなって思います。


ちなみに自分の意見かのように言っていますが、
ほとんどがこの本の受け売りです。